【書籍】「渋滞学」(西成活裕著)を読んで、気がつけば後方集団に位置してしまうのは何故なのかを知ろうとしたブログ
行列や群衆の中を歩いていて、気がつけば後方集団、もしくはビリに位置していることが多くて、あれ、どうしてだろうと昔から疑問に思っていて、この『渋滞学』の本を手に取ってみた。
目次
- 渋滞とはなにか
- 車の渋滞はなぜ起きるのか
- 人の渋滞
- アリの渋滞
- 世界は渋滞だらけ
- 渋滞学のこれから
それで、自分の疑問が解消できたかというと、それがまだモヤモヤしていますが、無意識のうちに、物理的に人と近づき過ぎないようにスピードを落としたり、避けたり、譲ったりしているから、気がつくと後方に陣取っている、ということのようだ。
なるほど。ちまちま先へ先へ行こうと頑張っても、それが数分の短縮にしかならないのなら、投入する体力や努力に対するリターンも小さいし、人混みは危ないし怖いと考えていることが行動に現れているのかしら。もちろん有事と平時とでは違うだろうけども。
逆に、群衆の先頭集団を進めるような人は、その時どういうことを考えているのか凄く興味がある。
人間を『自己駆動粒子』と見立て、渋滞をモデル化する。
数理ってスゴイなぁ。