【書籍】「食い意地クン」(久住昌之)を読んで、食にこだわりのある人ってイイなと思った。
よくある食材や料理が、やたらと美味そうに見えてくる不思議。テンションの高い文章も楽しい。不覚にも電車の中で笑いをこらえて涙が流れた。
カップ麺の自販機になけなしのお金を吸いこまれ発狂するシーンとか、家で食べるカレーは腹いっぱい食べるためのものだとか、独特の描写が満載。冷やし中華のエピソードも楽しい。初物にここまで気合を入れている人が世の中にいる事自体が信じられない。
毎日毎日代わり映えがしなくても、こうやって身の回りに深くこだわっていると、楽しい人生になるんだろうなあ。
気軽に読めるのでオススメです。