【アンガーマネジメント】もっと肩の力を抜こうよ。人生損するよ。
些細なひとことが逆鱗に触れた瞬間
職場で先輩と会話していたその数十分後に裏に呼び出された。聞けば、会話の中で私が発した何かのせいで、怒りが収まらないというのだ。
直接に呼びだされて怒りをぶつけて貰うというのは、影でグチグチと言われるよりサッパリしていて好印象。だけど、怒りを受け止めるのはエネルギーが必要だ。
その時何が起きたのか。
裏に呼ばれた直後、先輩はものすごい勢いで自分が怒っていることを私にぶつけてきた。ものすごい剣幕だ。これはまずい。早く状況を把握しなければ対処ができない。迂闊に反論して火に油を注ぐのは、お互いにとって時間的にも体力的にも損だ。(この間も先輩は興奮しながら怒りをぶつけてくる。)頭で整理しながら導き出した答えは、"あ、この人、あの言葉を誤解して怒ってる" と気づいた。
そこからは話が早い。
しばらく言いたいことを吐き出してもらい、そして誤解を招くような表現をしたことをお詫びし、でも真意はこうですよと伝え、最後には握手で幕を下ろす。絵に描いたような円満解決。
これがもし以前の私だったら、売り言葉に買い言葉で、きっととんでもないことになっていただろう。そう思うと、自分の成長を褒めてあげたい(笑)。
アンガーマネジメントとの出会い
怒りのままの行動は損。怒りのコントロールの原動力はこれに尽きる。
私も若いころはいわゆる『瞬間湯わかし器』と言えたくらい、怒りのあまりに暴言を撒き散らす、威嚇する、その場を飛び出す等など、今思えばすごくダサい行動に終始していた。結局元の環境に戻ってくるのだけれど、その時の気恥ずかしさといったら、思い出すだけで今でも赤面してしまう。
アンガーマネジメントという単語に興味を持ったのは、いつまでも怒りに任せて行動していては身がもたない、何とかしなきゃなと感じ始めてた頃、偶然一冊の本を敵取った時のこと。タイトルは忘れてしまったけれど、アメリカでは怒りをコントロールするという分野が発達していて、気の持ちようからテクニックがが満載の、まさに目から鱗の一冊だったことを覚えている。
以来、考え方を変えたり、テクニックを駆使したりで、定期的に勃発していた夫婦喧嘩も、ここのところない。まさに現代社会において自分を助けることが出来る実用的な考え方。
これからアンガーマネジメントとは何かを知りたいという方は、『パワハラ防止のためのアンガーマネジメント入門』という本が分かりやすかったので、手にとって見てはいかが。怒りをコントロールするためのヒントが得られるかも知れない。
パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門: 怒り、イライラのコントロールで、職場は変わる! 成果が上がる!
- 作者: 小林浩志
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/02/14
- メディア: 単行本
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