【書籍】「激安食品の落とし穴」(山本 謙治著)を読んで、食品表示をよく確認するようになったブログ
食品表示って大事だねえ。
スーパーに並んでいる商品の中に、やたらと安いものが置かれていることがある。そういった食品はどう製造され、売り場に出てきているのかを丁寧に解説してくれる。
中でもソーセージやハムの項にあったインジェクションとかタンブリングという手法が印象に残る。消費者の求めに応じて進化してきた技術だし、騙すとか騙されるというものではないのだろうけど、出来るだけシンプルな製法の商品を選びたいなあと感じる。
それと納豆。豆と納豆菌以外では差別化が難しい中で、商品力を維持したまま売り場でどう生き残るのか。生産業者は毎日悩みに悩み続けている。真面目な生産業者を応援していきたい。そして一粒一粒、心して食べるようにしたい。
目次
- 弁当 298円、激安価格の謎を追う!
- ファストフード ハンバーガーはなぜ安い?
- 納豆・豆腐 止まらぬ価格破壊、正当な価格はいくらだ?
- たまご 「物価の優等生」ではなくなる時代が来るか?
- ハム・ソーセージ それ、本当に「肉」ですか?
- 惣菜 食卓の救世主となり得るか?
- 調味料 食文化を考えるなら醤油や油に投資を!
- 日本の「食品自給率」と「食糧自給率」を考える
- 消費者だけが食のあり方を変えられる
この本を読んで良かったと思うポイントひとつ
売り場に存在する激安食品。突然安いものが出てきたわけではなく、消費者のニーズに応える形で徐々に値段が下がってきたということ。売り場でいかに佳い商品を手にすることが出来るか。正しい知識と食品表示を見ての判断が求められる。