【書籍】「多動力」を読んで
この『多動力』は渾身の力で書いた。
「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。
他の著書でも取り扱われたものも多いですが、本著でも「ベストセラーはコピペ本」の項に記されている通り、何度となくメディアで取材を受け、講演会でしゃべっている内容は一貫しているのだから、それもそのはず。なので、目新しい内容はなかったかなという印象です。
インターネットにあらゆるものがつながり、すべての産業が「水平分業型モデル」となることで、従来型の仕事のやり方が変わりつつあります。ホリエモンは以下の章立てで、今後の社会を生き延びるために何をしたら良いのかを助言します。
- 一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
- バカ真面目の洗脳を解け
- サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
- 「自分の時間」を取り戻そう
- 自分の分身に働かせる裏技
- 世界最速仕事術
- 最強メンタルの育て方
- 人生に目的なんていらない
1日24時間をどれだけ効率的に使うのか。これを追求する必要があるとホリエモンは説きます。無駄な時間(通勤時間とか)、無駄な準備(結局お蔵入りしちゃうとか)、本来自分じゃなくてもできるようなこと(掃除・洗濯・経費精算とか)、もっと見直すことができそうですね。
繰り返しますが、目新しいことは書いてはありません。とにかく実行に移せるかどうか。ホリエモンがいつも説くこれ。大事ですね。
各章末にチェックリストが用意されているので、まずは自分の立ち位置を確認しつつ、動けるところはとっとと動いてしまいましょう。